[ 歩いた山の紹介 ] 2005/10/30(日)
▲生杉ゲートから地蔵峠までのルートはこんな林道です。ここからの景色もきれいです。
▲杉の木と色づいた広葉樹との対比が鮮やかです。毎年来られている方の話ではもう1週間あとのほうがよかったとのことでした。
▲地蔵峠には仮入山届けを出せるようになっています。遭難や事故の多い山域なので必ず提出し、書かれている注意事項にも目を通してから入山しましょう。
▲かえで類の紅葉にはまだちょっと早いようでしたが、中にはきれいに色づいている木もありました。
枕谷から三国峠への登山道はこんな感じです。
▲三国峠です。峠と言いながら立派に山頂です。展望もよく周囲の山並みが見渡せます。
▲きのこは知識がないので採って食べたりしませんが、しめじかなめこだと思います。おいしそう。
▲踏み跡もほとんどない上に落ち葉が敷き詰められているので道に迷いやすい季節です。でも落ち葉のじゅうたんはとってもきれい。クローズアップしてみました。
▲野田畑峠はこんな感じです。
▲群生するきのこ。タモギタケやナラタケかな?
▲私の手より大きいきのこ。ムキタケかな?
▲下のほうのきのこは、何かの動物に食べられているようでした。ということは人間が食べても大丈夫なんじゃない?って思いました。
▲苔むした木の根の横にあるのは、県境境界の杭です。道などなく踏み跡を探して稜線を歩くコースなので、点在する県境境界の杭は良い目印です。杉尾峠までずっと県境の稜線を歩くのですから。
▲稜線上の倒木によって進路がふさがれています。迂回路なんてもちろんありません。
▲シンコボの山頂811.4mです。変な山の名前ですがちゃんと三角点があります。山頂は広い気持ちのよい広場になっており、人もほとんど来られないのでゆっくりお弁当を食べるのに最適の場所です。
▲シンコボから杉尾峠までのルートは、地図では道の表示もありません。ほとんどはリボンやテープの目印のおかげで迷わず歩けますが、時々全く踏み跡もなく、目印もないところで迷います。地図から地形を読んで歩くのですが、稜線をはずさずに歩けばいいだけとわかっていても、稜線がなだらかで広いところは迷います。落ち葉の下には踏み跡があるのでしょうが、今の季節は一番迷いやすいんじゃないでしょうか。この写真のところには踏み跡は全くありませんが、こっちの方向なのです。
▲無事に杉尾峠に到着です。上谷からここまで登ってきて往復される方がほとんどです。ここからの上谷コースは、一般道っていうか芦生のメインストリート。今日も50人とか30人のガイド付きの団体さんとのすれ違いに長時間待ちでした。
▲原生林の樹木にはいろんな生命が共生しています。地面に生えるはずのシダがなぜか地上2mの高さで樹木の幹に根を張っています。
▲倒木にもいろんな生命に床を提供し、やがて土に返ろうとしています。
▲ミズナラの巨木を下から見上げたところです。太いなにかのツルが巻きつき、同化しています。色づき始めた葉の透明感には、まだまだ生きているという生命感を感じられます。いったい何百年ここに根を張っているのでしょうか。植林された山では、こんなスケールで色んな木が混ざり合って生態系を維持している姿は見ることができません。現実離れした景色に見入ってしまいました。
▲同じミズナラの巨木です。ちょうど人が横を歩いているので大きさがわかると思います。
▲木の実の季節、色づきの季節。
▲上谷の景色の1コマ
▲曇っていた天気もよく晴れてきたので、紅葉もいっそう引き立ちます。
観光地の赤一色の紅葉でなく、色々な色が重なり合って森の表情がつくられています。
▲風説に耐えた芦生杉は植林の北山杉とは対照的で異形を表すものが多いのが特徴です。芦生杉の異形が見せる世界は、何度倒れても新しい根を張り、再び起き上がる不屈の生命力です。
▲わかりにくいですが、相当古くに朽ち果てた木の幹にカエデが宿っています。
▲野田畑湿原越しに見る杉の木と色づいた原生林の対比です。
▲上谷の道と景色の1コマ。
▲同じ木の葉の色が赤や黄色や緑もあって何だかわからないけど感動。
▲上谷から分れ地蔵峠に向かうところに中山神社があります。
▲生杉のゲートまで戻ってきました。この手前に乗用車20台くらい駐車できるスペースや公衆トイレ、休憩所があります。私が今朝到着したのは、8時でしたがすでに15台がとまっていました。秋の芦生は人気なので早く到着するようにしないといけないようです。
▲15時過ぎに戻ってきたときには、観光バス3台も入って、駐車スペースにとめられなかった車が1~2キロ先まで路上に駐車してありました。
芦生原生林、このコースを歩いたのは初めてでしたが、近いうちにぜひまた歩きたいという思いを強く持ちました。できれば上の子どもにもこの本物の自然を見せてやりたいと思いました。私の父がそうしたように。
コメントの投稿
| このページの先頭へ |